想い | Philosophy
かみ屋の想い、考え方を紹介するページ
This page tells the philosophy and stories behind all the projects we are working on.
かみ屋について
わたしたちの想い
株式会社かみ屋では、「かみ(紙)」に関する美術品及び文化財に対する様々な事業を展開しています。とりわけ、「素材」と「技術」に重きをおき、良質で信頼できる素材の確保と、素材を生かす技術の向上、を最優先に事業を組み立ててきました。紙原料及び紙の製造販売から、紙加工・表具仕立・修理までを外部に頼らず一環して自社内で行っています。また、紙と墨を用いて作品を制作する作家の補助や支援、作品の販売や作品の設置等、あらゆる角度から「かみ文化」の普及と発展に努めています。
株式会社かみ屋は、「かみ」に関する事業を行う「かみ部」、表装・修理を行う「表装部」、そして美術品を取り扱う「美術部」の3部門で構成されています。ぞれぞれの部門の知識や経験を共有し、三位一体となって事業を展開しています。
品質の管理が難しい紙原料は、他社に依存せず、自社で保有する畑で生産・処理を行い紙を製造しています。また、東京文化財研究所初代所長 故渡邊明義氏が設立した一般財団法人世界紙文化遺産支援財団紙守と連携し、素材研究と技術向上に努めています。また、確かな素材と技術を前提に製作された、後世に残すべき優れた表現物の紹介にも力を入れています。
美術品や文化財は、それらを護り未来へとつなげていこうとする人々の想いと、それらを支える素材と技術とが合わさってはじめて次の時代へと継いでいくことが出来ます。私たちが目にすることが出来る美術品や文化財も、先人たちの想いを引継ぐ人々の努力により今日まで存在しています。過去から学び、そしてまだ見ぬ未来をつくっていく。
日々の暮らしを楽しみ、
残すべきものを未来へと伝えていく一助となることを願っています。