清華大学井上有一作品回顧展
清華大学芸術博物館では、井上有一作品回顧展を開催します。「东瀛的钟声——井上有一作品回顾展」は、2020年11月20日から2021年3月28日まで開催されます。総数100点を超え、中国でこれまでに開催された井上有一の展覧会の中で最大級の展覧会となります。
东瀛的钟声——井上有一作品回顾展
Yu-ichi Inoue: Bell Tolls from Japan
井上有一は 1959年にイギリスで出版された『近代絵画史(ハーバード・リート著)』に記されたアジア出身の唯一の芸術家です。井上有一作品は伝統的な「書」に対する認識と理解を打ち破りました。漢字の母国である中国においても、書の新たな道を切り開いた存在として、40年以上に渡り中国書法に影響を与え、その影響は現代美術全体にまで及んでいます。中国国内における、井上有一への尊敬と関心の高まりに応えるため、本展は企画されました。中国大陸で行われる過去最大規模の展覧会となります。
本展では、戦後、井上有一が制作を開始した1950年代の作品から、最晩年となる1985年までの約120点を展示いたします。大きな紙に漢字一文字を書いた「一文字書」、井上有一の思想や哲学を反映した詩や言葉を書いた「多文字書」の他、最晩年に筆を木炭やコンテに持ち替えて制作した「コンテ書」など、各年代を代表する作品を制作形式で分類し紹介します。
展覧会概要
展覧名称: 东瀛的钟声——井上有一作品回顾展 Yu-ichi Inoue: Bell Tolls from Japan
展覧会場: 清華大学芸術博物館
展覧会期: 2020 年 11 月20 日~2021 年 3月 28 日(日)<11 月 20日 14:00 展覧会開幕>
展覧作品: 井上有一作品 112件
主催: 清華大学芸術博物館、《井上有一作品回顧展》実行委員会
共催: 株式会社黄山美術社
特別協力: 一般財団法人井上有一記念財団
協力: 中国対外文化展覧公司、日本国駐中国大使館、世界紙文化遺産支援財団紙守
プロデューサー: 青柳正規(元日本文化庁長官、日本多摩美術大学理事長)、蘇丹 (清華大学芸術博物館副館長・教授)キュレーター: 秋元雄史(東京芸術大学美術館館長・教授)、魏立剛(現代書法家、中国現代書法芸術學会副会長)
井上有一作品回顧展 実行委員会
委員長
青柳正規(元日本文化庁長官、日本多摩美術大学理事長)
蘇丹 (清華大学芸術博物館副館長・教授)
委員
浅木正勝(一般財団法人東美鑑定評価機構代表理事)
秋元雄史(東京芸術大学美術館館長・教授)
魏立剛(現代書法家、中国現代書法芸術學会副会長)
杜鵬飛(清華大学芸術博物館常務副館長)
李建華(北京同心社文化有限公司代表取締役)
陳建中(株式会社黄山美術社代表取締役)
広瀬晴子(一般財団法人世界紙文化遺産支援財団紙守代表理事)
辻惟雄(東京大学、多摩美術大学名誉教授)